短い髪をかきあげる
何気ない癖が愛しかった
自信なさげに目を潜めて
陰る笑顔も愛しかった

視界は良好纏う芳香
ごちゃ混ぜにして濁る方向
張り裂けそうな胸の奥底に
仕舞いたいな全部全部

いらない心を捨て去って
隙間をあけることができたら
あいた場所にこの気持ちを
余す事なく置いておけるのに
いらない心はいつだって
邪魔ばかりして煩わしい
会いたい想いも侵していく
繰り返して止まぬ鼓動

ちょっと伏し目がちな目で問いかけて
はにかんで頬あげ名前を呼ぶ
焦った顔も怒った顔も
みんなみんな独占したかった
日常茶飯の距離流れ談笑
まるで漫画の中みたいだね
思いもしない恋離れ濫觴
まるで悲劇のプロローグ

あぁ、おかしいのは誰？
あぁ、壊したいのは何？
あぁ、守るべきものは？
あぁ、信じるべきことは？

止まぬ放送肥大暴走
全て嘘だと思いたかった
張り裂けそうな胸の奥底で
眠りたいな青く静かに

いらない心を葬って
死んだように生きられたら
いっそ辛いこんな想い
全てなくしてしまえるのに
いらない心はいつだって
邪魔ばかりして煩わしい
敢えない想いを冒しても
繰り返して止まぬ鼓動

いらない心は見過ごして
好きの破片を飛び散らして
愛を変換してこの気持ちを
潰して壊し消し尽くして
何でもない顔をしてさ
君の幸を希うから
だから笑ってよ何でもない顔で
僕に笑いかけてよ！
あぁあぁ名前も呼んでよ！
あぁあぁ隣で歩かせて！
あぁあぁあぁ
何事もなかったように
友達としていつも通り