零れる太陽 鳥たちの歌聲 軽快に街を渡る
触れてみたいよ、その羽に
時計じかけのぬくもり
百年まえのぼくたちもおなじ希いを抱いたろうか
諦めさえも愛おしい
ありふれた十四行詩
硬質なぼくらがゆっくりと時を刻むように
一定の速度で波は寄せて返す
いのちは優しい音色のオルゴール
からからと鳴る映写機 過去は過去に流れゆく
レプリカの天を仰ぎ そっと、そっと 呼吸する
朝焼けを躰に浴び きみへと
なんどでも なんどでも
ぼくを捧げる

黄昏、迷子 夕闇の跫音 喧騒の街に響く
錆びた機械のように踊ろう
幾何学模様の帳
きみに会うまえのぼくのように
孤独で寂寞を断ち切るひとたちさえも愛おしい
さよなら告げる痛み
等質なぼくらがゆらりと夢を搖蕩うように
一定の周期で星は巡り廻る
世界は有限と無限のアニマトロニクス
幾億の歯車たち いまと未来を繫げる
レプリカの月を臨み きっと、きっと 生きている
複雑なデカルコマニー きみへと
いつまでも いつまでも
ぼくを描きつづけた

繰り返す日々のなかに
かたちなき物語を編もう
翻る銀幕の裏側
鐘が聞こえてくるだろう

無機質なオートマータが
流す硝子色の涙を
鏤めて仕立てた宝石を
探す詩人のバラッド

繰り返す日々のなかに
かたちなき物語を編もう
翻る銀幕の裏側
鐘が聞こえてくるだろう

無機質なオートマータが
流す硝子色の涙を
鏤めて仕立てた宝石を
探す詩人のバラッド

繰り返す日々のなかに
かたちなき物語を編もう
翻る銀幕の裏側
鐘が聞こえてくるだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

工学的パライソ

Yield-Sさんの楽曲(https://piapro.jp/t/gIk4
に歌詞を書かせていただきました。

テーマ:Automatedな世界とぼくらの世界が、変わらずに共有するもの

不採用に際して、一部表記を変更しました。

閲覧数:449

投稿日:2018/11/06 17:25:31

文字数:653文字

カテゴリ:歌詞

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