一晩の姫

作詞:わたがしΡ


今日も星空が海を蒼くする
レンズを透した景色(せかい)は退屈
お姉さまは上(そら)を知っている
今日は誕生日
私も昇れるかな?

初めて見た星灯かりの下
海に浮かぶ白い町
踊り歌う星の民
一際光るあれは誰?
ドレスに仮面の女に
撃ち抜かれた…

海に落ちた星の王子様
蒼い海が深紅(あか)く染まってく
長い髪を波に織り混ぜて
彼を海の際(きわ)へと運ぶ
今日も星空が海を蒼くする
王子様はどうなったのかな
海の魔女は際(りく)を知っている?
押さえられない
魔女のもとへと

大好きな唄(こえ)を犠牲にしても
陸のきれいな白い城
きっといる星の王子様(ぷりんす)
一際光るあれは何?
ドレスの女に心ごと
撃ち抜かれた…

幻想(まやかし)に落ちた星の王子様
星色の髪が欲望に染まってく
深い悲しみを歩みに混ぜ合わせ
足を城の部屋(きわ)へと運ぶ

王子を惑わせたのは
海の舞踏会で
王子を貫いたあの女
右手で引き寄せる
星の王子様

解き放たれた星の王子様
星と海がいま混ざりあってく
深い愛を鳴らない唄(こえ)に交えて
「王子様、さよなら」
最後のkiss

一晩の姫は海に堕ちた…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

一晩の姫

人魚姫をモデルにしたオリジナルストーリーです

閲覧数:47

投稿日:2010/05/04 12:15:35

文字数:509文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました