和風ファンタジー?設定


時は2500年、かつて日本と呼ばれていた国は今「歌染」と呼ばれ、繁栄の時代を迎えていた。

けれど繁栄の裏側には恐ろしい魔物が、身を潜めていた。奴等は人を襲い、動物を襲い、すべてを無にせんというほど多くの命を奪っていった。

そんな中歌染の民は立ち上がる。「桜花」と呼ばれた巫女を筆頭に、奴等を滅せんと戦う術を見につけ始めたのだ。

あれから500年、桜花の子孫は今もなお、奴等を全て滅ぼし、平和を守らんと奔走している――。


*未玖(16)
現「桜花」である琉架により次代「桜花」を決める試練の候補者として試練を受けることとなった。
緑の長い髪を左右に括っているのが特徴。
生まれてすぐに孤児院へ預けられたため、両親の消息はもちろん、顔も名前も知らない。
透き通るような歌声を持つ。

「私は何故ここに居るのか、何のためにここに居るのか。それを探すの」

*琉架(20)
現「桜花」であり、代谷家の女当主。髪はローズピンクのロングストレート。
5年前の15歳のときに受けた試練により「桜花」に選ばれ、その役目を全うしている。
孤児院で未玖を見つけ、候補者に加えた。

「これを宿命と呼ばずしてなんと言うのでしょう…」

*凛(15)
代谷本家の長女。レモンイエローのセミロングで、うさぎ耳のようなリボンを頭につけている。
大人しい性格で、口数も少ない。意思をはっきりと主張することもあまりない。
候補者の一人で、高音が得意。

「………唄う、あの方の、ために…」

*廉(14)
代谷分家の長男。短い金髪で、毎日ワックスで立たせているとか何とか。
生意気盛りで態度は素っ気無く、皮肉を言うのが得意。
候補者の一人で、ハスキーな声を持つ。

「取り戻したいんだ、絶対に…!」

*戒斗(20)
現「桜花」の秘書(というか付き人)外から来た人間だが、琉架にかなりの信頼を得ている。
物言いや態度は飄々としており掴みどころがない。
誰の味方、というわけではなくただ琉架の命令を聞く、という性質。

「俺は見てみたいんだよ、この世界の終わりってやつをさ」

*芽衣子(21)
代谷分家の長女。5年前の試練で琉架に敗れている。
感情に起伏が激しく、よく怒るしよく笑う。しかし、どちらかというとマイナスの方へ動きやすい。
廉を候補に立て、次代の当主を狙っている。

「そんなの許されないわよ…、許すものですか…!」

*神威(23)
代谷本家の長男。5年前の試練で琉架に敗れている。
基本マイペースで少し天然。やるときはやる男だが、普段はぼーっとしていることが多い。
凛を候補に立て、琉架が引退した後は交際を目論んでいる。

「…、叶えられぬ願いなど、願いではない。それはただの、夢でしかないんだ」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

桜唄―和風ファンタジー

1000年後の日本を舞台に大きく物語が動き出す――「桜唄」
設定

閲覧数:61

投稿日:2010/08/29 19:33:38

文字数:1,160文字

カテゴリ:小説

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