リアリズムは、わたしには無くて涙が出そう
乱雑で、真っ黒で、嗚呼、もうお茶の水
アタマの隅に、サッと寄せて
嗚呼、決してわたしは刹那主義じゃないの
コバルトブルウのシガレットを
「いま」は希態なこの一本を
プラットフォオムに投げ捨てて
私は朧気ながら分かっているの
嗚呼、フレンチクルーラー
ロマンチシズムは、わたしに在って
ピアノが聴こえる…
清潔で、爽快で、金色のシンデレラ城
スカアトを右手で、ギュッと握って
きっと私は自分を上手く愛せない
あんまり静かでバカバカしい
かっとなって、まるでナニカみたいに
さようなら、フレンチクルーラー
わたしは、恋をしているのかも知れないわ
嗚呼、フレンチクルーラー
キャラメルを一つ口に含んで
「いま」は遠くに飛び去ってしまった
おやすみ、シンデレラ姫
わたしは東京のどこかにきっといるわ
嗚呼、フレンチクルーラー
さよなら、フレンチクルーラー
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