肺から漏れ出す僅かな空気に
牙を剥き噛み付いて引きちぎる 魚の群れ

息を殺しても 呼吸は止まず
気泡の粒 嗅ぎ付けて根こそぎ潰すだけ
生殺し 飼い殺し ひと思いに食べ尽くして

透明な傷が治らないまま増えていく
冷たく白い肌は水を吸って膨らみながら
穢れた匣に浮かぶ


死ねたらいいのに 死ねればいいのにと泣いても
涙は水に透けて見えなくなる

笑顔が張り付く不気味な顔無し
乾涸びた笑い声 嘲笑う嗤い声

「食べないと死ぬ訳では無いが
生きるための餌よりも格段に美味い」
吐く言葉 見開いた 光が無い黒い瞳

手の首
紅色の傷が治らないまま増えていく
冷たく白い骨を水が撃って削れ綻ぶ
そうか 手は要らなかった


水底に積み重なる古いガラクタ
玩具の安らかで穏やかな末路
飽きて忘れてくれることばかり考えては
沈んで行ける幸せを夢見る

牙を抜き取られて 心も抜き取られた最果てで
積み上がり死に逝くかつてのバラクーダ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

バラクーダの水槽で

オリジナル26作目の曲の歌詞です。
久しぶりのこういう直球でくらーい歌詞。

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閲覧数:195

投稿日:2013/11/18 20:54:17

文字数:413文字

カテゴリ:歌詞

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