「私・・・・・アカイトのこと・・・・」
ある日の夜。リビングに、ミクとアカイトがいた。
「・・・・・なっ」
2人の間の距離は、ほとんどなく少しでも動けば髪に手が届きそうだった。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・・ミク?」
アカイトは動けないまま、黙ってしまったミクに声をかける。
「・・・アカイト」
「なんだ?」
「・・・ほんとは・・・」
「・・・怒らないから、言ってくれ?な?」
「・・・あ」
その時、カイトが通りかかった。
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
沈黙が3人の間に流れる。
「・・・うん、僕は何も、何も見てない。うん」
カイトは自分に言い聞かせながら去った。
「・・・・で、何だ?」
気を取り直してアカイトは聞いた。
「・・・小さい頃は、あの・・・ね」
「・・・・うん」
「・・・カイトが好きだったの」
「・・・!・・・そう、か」
「・・・あ、でもね?アカイトはカイトに・・・昔のカイトに似ているから、今はアカイトだよ津!」
「・・・そうか」
(俺は、昔のカイトの人格を持っているからか・・・)
そのことに、さりげなくショックを受けつつも表情には出さずに、
「俺は、カイトの亜種だからな!」
と、さっぱり言うのだった。
「アカイト君・・・」
「・・・?」
「2人っきりのとき、カイトがそう呼んでほしいって言ってたから、つい」
「・・・・・」
(結局、カイトか)
「・・・ダメ、かな・・・」
「え、別に。呼んでもいいけど2人っきりの時だけな」
「・・・・ありがとっ!」

                END

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日常的環和 7話 半甘半悲な関係

・・・うあ、アカミクだ。・・・何か前にも同じこと言ったような気がする。
こんにちは、もごもご犬です。今回はカイトではなくアカイトとミクが出てきます!・・・ん、カイトも出て来たっけ?まぁ、いっか。

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投稿日:2009/07/19 14:40:09

文字数:668文字

カテゴリ:小説

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