ねぇ 今まで
重ねた カケラが
これから あなたの
進む道 つよく照らす
だからもう 泣かないで
みんなこの場所で 待ってる
だけど 急ぐことないから
自分のペースで いけるから
包まれた躰
淡く、溶けていく
残した御影に
送られる 枕花
いま 咲き誇る
9月の 白百合だと
飾るには ちょっと遅いけど
美しくて
「もう、戻れない。」と
そう 呟いて
最期に 焼き付けた
景色は
満たされた情
柔く、綻んでいく
舞い落ちる 羽根に
託される 思いが
いつの日か また
あなたに 届くように
これからも ずっと儚く
願っている
ご意見・ご感想