レンは、お城を眺めていた。その時、上から歌が聞こえた。
「~♪」
だが、それは悲しみが籠もった歌だった。
所謂、「レクイエム」だろう。
「メイトさん、歌は誰が歌ってるんすか?」
「あ、あぁ、お姫様だよ」
そう聞いた瞬間、レンは胸が苦しくなった。
初恋の人が、ここに居るのだから。
「今、会えますか?」
「うん、でも、ここから慎重にね、兵士達ととけあってれば大丈夫だよ」
そう言いつつも、メイトは心配だった。
「…今日もお母様…殺したのね」
あの人も恨まれるればいいのに…
どうして…どうして。何故お母様は人を
殺すの?命の大切さを知らないのかしら。
「レン君、こっちこっち」
そう言われ、レンはついて行く。
だが、メイトにとって、ここが難易度が高い所。
ボディーチェックの機械があるからだ。
(よぅし…ここをこうして…)
「メイト君?何をしているのかい?」
「「!!!」」
そう言ったのは、メイトの良き親友、ミクオだった。
「ミ、ミクオ…」
「おや、この子…見かけな…むぐっ」
「ミクオ、しーっ!黙れ」
「…そう言う事か。つまり姉さんに見つからなければいいんだな?」
ミクオは、ミクの弟である。ミクの良き
理解者でもあるが、ミクが苦手なようだ。
「ああ、頼む。力をかしてくれ」
「任せろって!あ、えっと、君、レンだっけ?俺はミクオ。宜しくな!」
「あ、はい…」
ミクオは元気にレンに挨拶をした。
レンは、内気な性格のようだ。
「あ、えっと姫様に会いたいんだろ?なら、俺がよく使う道を教えてやるよ」
「え?!お前…まさかっ」
「姫様に夜中いつも会ってるよ」
「お前な…」
「あの…二人とも、その…」
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