ミク視点
 
「ふふ、さあ、殺し合いを始めましょうよ」
彼女、セリー・ミオエインは言った。
「誰がそんな無意味な事をしますか!」
「あら、怖いの?死ぬのが、頼ってばかりのお子様が」
「誰も殺したくないからです!裏切り者とはいえ、かつては仲間だった者を殺せますか!」
私は彼女の言葉に反論した。
誰も殺したくないからだ。
ただただ、死を無意味に出したくないから。
「そう、貴方の様な甘い考え」
彼女は私に向かって武器を下ろしながら言う
「飽きちゃったの」
「ミク!」
「ミクさん!」
「ミクちゃん!」
大丈夫だよ。
良かった。ちょっと、ユアさんに無理言って改造してもらった甲斐がありました。
「こっちの新兵器、行きますよ!」
「何!?」
向こうの手が止まった…今だ!
「クオ君、こっちに来て」
「あ、ああ!」
これは、クオ君と私の二人で成せる技。
「行くよ、あれ」
「ああ、わかった!」
「させるかあ!!」
セリー・ミオエインが此方に来た。
「こっちの方がさせないよ!」
「ネル!」
「私がこっちを止めておく、ミク達はそっちに集中して!」
「わかった、ネルちゃん、ソングパワーチャージ…クオ君、そっち、大丈夫?」
「大丈夫。シールド展開、ソングゲージ開放!」
「行くよ、クオ君!」
「わかった」
「「ソングランチャーパワーMAX、いけえええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!」」
私達の声と共に、ランチャーが発射された。  

ネル視点

「頑張ったね…2人とも」
私の機体は、セリー・ミオエインの機体を押さえるために使っていて、この衝撃波からは逃げられない。
「何を、する!」
セリー・ミオエインはまだ抵抗している。
これからは逃げられないよ。
「これは、歌の力だよ、狂った貴方を、元に戻すためのね」
「お前、何故自ら巻き添えを…」
「巻き添えじゃない。歌の力は、物を壊すための力じゃないから」
私は、あんたらを信じてるからな、ソングパワーの使い方、間違えるんじゃないよ…。
「うあああああああああああああああああああああ!!!」
セリー・ミオエインの叫び声と共に、私の意識は薄れていった。

ミク視点
「はあ…はあ…」
まだ…オリジナルUTAUが一人居る…。
「味方をやっちゃって、どうするの?馬鹿じゃないの?貴方達」
其処には、天音ルナが居た。
「どういう事…!?」
「さっきの砲撃、味方が居た事くらいに、気付けなかったの?」
まさか、ネルちゃんが…!
「さっき、亞北ネルってゆうの」
嫌だ…認めたくない。
「君達の砲撃に巻き込まれてたんだよ」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

歌姫戦士ボカロボット第19話

ネルちゃあああああああああああああああああん!!!
君の勇士は…絶対に忘れない…。
てわけで次回予告
ミク「そんな…ネルちゃん、自己犠牲で済むと思わないでよ、何で、逃げようと思えば、逃げれたんじゃないの?ねえ、お願い…、ネルちゃん、無事で居てよ…次回「無意味」私は、無意味な戦いに身を放じたくない」

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投稿日:2011/08/30 12:18:07

文字数:1,094文字

カテゴリ:小説

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