受け取って 終わりの初め
急に酸素が薄くなった 空の上みたい
息継ぎができる場所なんて どこかあるかな
どっか無理してた 群れの中
逆向きに飛ぶ 一人で
こんな退屈な世界
変えようとして羽ばたくけれど
まるで勝つことができないでいる
雨に汚れ濁った蝋細工の羽
ね、とっとっとって翼をとって
情けは不要
空飛べなくなったならば
歩きだすから
ね、ばっばっばって逃げ場ちぎって
どこへ行けるか
まだ痛む背中を背負って
見当もつかないまま
手探りで探そうか
自分を生きられる場所
忙しい日に黒く塗りつぶされていった
鈍麻する感情と研磨される神経
ずっと君だって 群れの中
抗ってきた 一人で
どうも醜い人の世
着のみぎのまま弾き出されて
自分と言う生き物を責めてる
誰も彼も信じぬ殻を作っては
ね、言っ言っ言って最後の言葉
情けは無用
置物のような人生を
終わりにしよう
ね、さっさっ去って走り叫んで
破滅の呪文
その人生を蝕んでく
形ない暴力など
抜け出てしまえばいい
終わりの音を鳴らして
カチカチカチ時計の針
さ、パッパッパッと投げやって
ね、寄っ寄っ寄って近くへよって
溶けあうくらい
瞳の奥を見つめてよ
何かが見える?
ね、しっしっ知って汚れたとこも
憎しむくらい
僕の鼓動を受け入れてよ
思い切り抉り取って
その最奥のとこで
闇に突き落とすくらい
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