家の前が砂利道だった頃
三輪車を転がしてたね
写真での笑顔こんな顔初めて見たよ
楽しい記憶は最初からなかったんだと
ぼやけた深層を探るのは現物支給で我慢してあげる

三輪車のように
3つのタイヤが同じように転がり進むことはないけれど
無いことじゃなかったんだ

駅に階段しかなかった頃好奇心の塊だった
冒険に出た無邪気さが今を迎えたんだね
もっと狡(ずる)くなれば望み少しは増えたのに
そんな空虚を過(よ)ぎらせてもまだ忘却が訪れない

一人外れて転がった車輪
三輪車はバラけても   
一輪車や自転車に成れない
ただ壊れた三輪車

写真でしかない笑顔
記憶にはないけれど存在した事実は変わらない
私をかたちづくる心の一部として貴方は回り続ける

一人先にいってしまった車輪
壊れた三輪車はもう少しだけ
ここに残るよ
      

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

転車輪

振り仮名ふっていないところはイメージで自分なりの読み仮名で読んで下さい。
改変、二次創作、大歓迎です。何でもご自由にお使い下さい。
曲などをつけて下さる方がいましたら喜びます。

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投稿日:2013/01/14 21:32:25

文字数:366文字

カテゴリ:歌詞

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