御伽草子夜半(おとぎぞうしよわ)


<昔むかし 有る処に……>

月姫様の我儘じゃ
お供を連れて鬼狩りへ
お亀に乗って海渡れ

せっせ せっせ
やあやあ始めようぞ茶番劇(おとぎばなし)
拍手喝采ご覧あれ

所詮筋書き 抗えなどせぬ
その退けそこ退け脇役(ただひと)よ
お"主人公(せいぎ)"様が通られる
所詮夜半の夢なるぞ


お雪様のお通りじゃ
財(たから)抱えて礼参り
お熊に乗って山越えろ

せっせ せっせ
やあやあ始めようぞ茶番劇(むかしばなし)
拍手喝采ご覧あれ

所詮筋書き 逆らえなどせぬ
その退けそこ退け敵役(おにども)よ
お"主人公(せいぎ)"様が通られる
所詮夜半の夢なるぞ


せっせ せっせ せっせ せっせ
せっせ せっせ せっせ せっせ
何時まで続く茶番劇(おとぎばなし)
因果巡って贖うまでじゃ


所詮決め事 戦えなどせぬ
その退けそこ退け人間(うぞうむぞう)
ご"主人公(りっぱ)"様が通られる
所詮夜半の夢なるぞ

所詮筋書き 抗えなどせぬ
その退けそこ退け棒立(そとば)ども
"主人公(てっぺん)"様が通られる
所詮余話の夢なるぞ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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御伽草子夜半(おとぎぞうしよわ)

主人公様のお通りだ。
さあさあ振舞え脚本通りに。
所詮誰もが脇役だから。

斜に構えたような、そんな感じ

閲覧数:127

投稿日:2018/07/04 20:08:49

文字数:496文字

カテゴリ:歌詞

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