ベランダの星屑
君に飾ってもいいよ
祝祭の夜の名残
きらきら煩くて
目についたから拾った
それだけの理由だから
靴箱の翡翠も
君が飾ったらいいよ
あちらは聖誕祭の
ブローチが壊れて
からから転げ落ちた
がらくたみたいなもので
手紙のひとつも添えれば
少しは煌めくだろう
橙の実の螺子を巻く
標本みたいな君の手に渡る
それだけのことで息を吹き返す
重ねた僕の手も
陰る街角の灯りが
暖炉の焔のように
橙の実の種を蒔く
絡繰りみたいな季節を追いかけ
また明日の海をかき分けていく
祝祭の匂いと
橙の実の螺子を巻く
標本みたいな君の手に渡る
それだけのことで息を吹き返す
重ねた僕の手も
コメント1
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ご意見・ご感想
chu-ji
使わせてもらいました
はじめまして、chu-jiと申します。
以前から吹憐さんの作品がとても好きで
こちらもブックマークしていたのですが、
大変恥ずかしながら英訳させて頂きました。
http://piapro.jp/t/ULig
未熟かつ勝手な解釈で書いておりますので
ご不満がありましたらすぐさま消去します。
さしあたり、お礼とお詫びとして。
本当にありがとうございます。
では、用件のみで失礼ながら。
2011/10/30 23:05:35