かみさまが泣いた夜に
あめふらしのはな 一輪
わたしはあなたをみていると
かみさまに語りかけている

きみたちも泣いた夜に
多分もう最後と決意した
思ったよりもはやくに
朝はやってくるだろうから

高い空に響く誰かの声に
耳を澄ませていたなら
きっと群れ星が落ちる速度が
はやく、おそく揺れ動いて瞬いていくよ

あめふらしのはなが揺れている
まるで手を振って見送る舟のよう
どこか異国のかおりのするような
そんな夜がどこかにあるのだろう

ぼくたちが泣いた夜は
もう二度とやってはこないだろう
思ったよりもはやくに
冷たくなって凍えてく

つめたい君がいた夜に
ぼくはもうすべてを投げ出して
空のかなた、はるか遠くへと
とおい思いを思い切り飛ばしたよ

ゆれる木々たちの隙間にともる
何かの水たまりが
群れ星がまた踊るかのよに
鳴らして鳴らして鳴らして

遠い記憶遠い世界遠い未来すべてすべて
抱きしめて思いをすべて飛ばそう
きみのもとへ?だれのもとへ?
きっとだれのものでもない

あめふらしのはなが枯れていく
まるで役目終えて死にいくようだ
どこかあの世界をみてるような
そんな夜はずっとここにあったんだ

小さなたねが落ちていると
小さなこどもが笑っていて
どこかその世界をのぞき見ている
そんな思い描くあめふらしのはな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

あめふらしのはな

「死んでいく」がテーマとメモに書いてありました。
随分昔の歌詞ですがお気に入りなので載せておきます。
あめふらしのはな、という単語は「涙を流す君」みたいな意味なんだと思います。書いたときのことはよくわかりません。
どんなボカロが歌ってもいい感じになる気はします。

閲覧数:121

投稿日:2013/07/24 13:27:58

文字数:563文字

カテゴリ:歌詞

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