こいし こいし ころり ころり
ねぇ、足もとを見てごらん?
小さな妖が息をしてるよ

むかしむかしの道ばたに
小さな石のこいしぼう
人をつまずかせ驚かすのが
ほんとは仕事だったんだ

でも ころりと転がるたび
なぜだか人を助けちゃう
落とした物を受け止めたりね
転んだ子の手を支えたり

おっちょこちょいのこいしぼう

アスファルトの街が増えて
「出番なんてもうないさ」って
コンクリートの声がする
でも僕は土の上で夢を見る
枯山水の石になる

ころりころり転がる音は
だれかの笑顔を運んでく
驚かせようとしてもなぜだろう
ありがとうって言われちゃうんだ

ころりころり月の下で
僕はまだ夢を追う
枯れぬ庭の風になりたい
それでも今日も転がってる

ころり ころり 風が笑う

夜の公園のベンチのそば
僕はひっそり座ってた
「痛っ!」と声がして振り向けば
女の子の靴ひもが切れてた

転がってつま先を支えて
彼女は転ばずに済んだ
「助かった…ありがとう」って
笑ってくれたんだ

こいしぼうの胸が鳴る

枯山水の石たちになれなくてもいいや
僕は動く庭の中のひと粒
風と遊び月と語る
転がるたびきっと出会う

ころりころり夜の音が
優しく世界を包んでく
転んだ涙を止めたなら
それが僕のしあわせさ

ころりころり時代の隅で
小さな願いを抱いてる
アスファルトに埋もれても
夢は消えない

ねぇ、風が吹くたび思うんだ
僕らは小さくても、ちゃんと生きてる
転がる音は誰かの背中を押す
それが僕の妖のしごと

ころりころり風が鳴る
心にころり転がる音は
笑顔の跡を残してく
驚かせようとしてもどうしても
「ありがとう」って返ってくる

ころりころり夢の中で
僕はまだ転がってる
風が通り過ぎた道の上
こいしぼうの影が光る

こいし こいし ころり ころり
また誰かの足もとで
ころり ころり…… 夢を見る

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砂礫童 (feat. 初音ミク)歌詞

閲覧数:74

投稿日:2025/11/30 21:02:31

文字数:916文字

カテゴリ:歌詞

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