現実にある街の外れ 猫が鳴く
通過した駅は淡く染まって
気配を消して裏路地へ 連絡を絶つ
飽和したイメージを集める

想像に見た春の先で手紙を書く
透過したフレーズは背後に溜まって
水面に映した電柱の影 偶然を待つ
残った返事を数える

ここから先は
はったりの真価
ぴったりな音が
沈黙の隙間から
きっかけを作った
景色を連れ出して
四つ角を曲がって
ただ吹き抜ける!

ああ風になって劣化した未来も抜き去って振り向けば
分かりきったいつもの法則にまたきっと気づけるさ
焦りだして呼び止める大人達を振り切れば
掠れきったいつかの記憶にまたきっと出会える

現実にあるはずの街で返答が来る
飛び出した標識は白く染まって
正確な筋は追わないで 足跡を欠く
飛ばしたフレームを数える

ここまで来れば
感覚の意味も
ちっちゃくなって
引力はどこへ?
輪郭で括った
形式をはみ出して
即席の理屈で
ここを切り抜ける!

ああ風になって度を越した記録を捨て去って振り向けば
淀みきったいつかの計画もまたきっと拾えるさ
走り出して呼び掛ける子供達も振り切れば
常世に似たいつもの空き地にまたきっと出られるさ

かき乱して空と木々も混ざりあって
加速しきった気がしてもまだ音を止めず!!!

ああ風になって一回きりとすれ違って振り向けば
分かりきったいつもの法則でまたちょっと笑える

ああ風になって劣化した未来も抜き去って振り向けば
分かりきったいつもの法則にまたきっと気づけるさ
焦り出して呼び止める大人達を振り切れば
掠れきったいつかの記憶にまたきっと出会えるさ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

風になって 歌詞

閲覧数:110

投稿日:2023/10/29 13:02:43

文字数:678文字

カテゴリ:歌詞

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