Sprout up

歩き慣れない道 勢いはもうなく
くたびれた背広が追い越す
春先の空に相応しくない雲
置いてきたはずの傘にもすがる

耳元で騒ぐ歌さえ臆病なビブラート
夜に描いた理想は今も遠く先を行く

誰もいない、誰も知らないこの場所なら
雪の溶けた、芽吹いた木々さえ咲けそう
躓かないで走れるとは思ってないけど
出来れば顔を上げたまま歩いていきたい

複雑な乗り違え確かめたのに また
反対ホームの電車に入る
早めに着くよう家を出たのに はあ
結局ギリギリ、慌てて席に着く

沢山の目は忙しく回り何処を見ているの
私を捕らえたその目は何を思っているの

まだ終わらない、まだ遅くない根を下ろしたら
雨を浴びて、光を受けて根を張ろう
スタート地点からゴールが見えないのは
どこにもなくて、テープを切って気づくから

繰り返しの日々は少し怖い
誰からも見えなくなってしまう
視界を塞ぐ雲の切れ目から
眠ったままの星に言う

ねえ、そこにいる?

Sprout up

誰もいない、誰も知らないこの場所なら
雪の溶けた、芽吹いた木々さえ咲けそう
躓かないで走れるとは思ってないけど
出来ればほら顔を上げて歩いていきたい

Sprout up

陽が落ちてく、雲が散ってく春の夜空
騒がしい町、静かな道のその奥に
小さな芽を枝につけて佇んでる桜
明日もきっとこの道を通ろう Sprout up

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Sprout up

過去に投稿した非正式歌詞

閲覧数:102

投稿日:2010/05/29 00:52:52

文字数:596文字

カテゴリ:歌詞

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