世界寿命と最後の一日【解釈】
0、Sunday
人の通る音、車の騒音、笑う人の声、ゲーム機のボタンを押す音、ヘッドフォンから漏れる雑音、電車の通った後の意味のない静けさ、草の音、テレビ画面を消す音、
それぞれは全て別の動きをして、それぞれの音を奏でている。それは、騒音であり雑音であり静けさである。
ゲーム機が落ちる音、涙を流す人の喚く声、静かなようで静かでない田舎の一日、それはもはや、音では無いのである。
小学生が奏でるリコーダーの音、中学校の中から聞こえる吹奏楽の演奏、運動部の熱気ある掛け声、美術部の筆を滑らせる清らかな音、高校から聞こえる人生の音、パソコンをタイプする音、それは日常を現す我々の存在感なのである。
それは、人生を閉じる時もまた、同じなのだ。
『?すみません。少し、よろしいでしょうか。』
どんな結果であろうと、終わりは終わりなのだ。善に生きて終わるか、悪に生きて終わるか、中途半端に終わるか、それは、私達「人間」次第で幾通りにもなる。ならば、自分の人生を任せる事も叶うのだろうか?
つまり、自分で自分を生きずに全てを他人に任せる、そういう事だ。それは、他人任せと言うのだろう。
でも、考えて見てくれないか?
『?失礼します。今、とある電車に乗車しているのですが、少し変なんです。』
人は、楽を好む。辛さを嫌う。平凡を嫌う。
当たり前が、当たり前で、間違いなどは無いのだと、平凡を嫌ったら幸せになれると考える。
それが、平凡を嫌う理由。楽を好む理由。
世界は、常に同じ音で縛られている。「当たり前」と名乗る運命と共に、
その下手くそな、ギターを掻き鳴らすのだろう。あるいは、ドラムだろうか。
私には解らない。一生、解けない音のパズルの様にピースはバラバラに足元に広がる。自分はボーカルだと中心に立てば震えるのが私達、
『?一向に、次の駅に着かないんです。もう、2時間経ってます。』
人間という、音を奏でる動物なのだから。
ガタガタと足元が揺れる。電車が朝日に照らされ、決められた目的地に向かいその車体を懸命に動かす。実際には、運転手。
スマートフォンから伸びるコードの先にヘッドフォンが繋がりそこから、自分の一番気に入っている曲が流される。建物の影が、車内を瞬間暗く染める。それが、何度も何度も。高いビルが建ち並ぶ地区では、いつもこうなのだろう。
そう言えば、昨日・・・と頭を過る。俯かせていた顔を少しばかり上げる。目の前の席には、サラリーマンの姿が見えた。
『洪水がここらで遭ったって言っていたかな。』
今朝見た、ニュースを思い出す。気になるとどうしても状況を見たくなってしまうのが人間である。百聞は一見にしかず。スマートフォンの音楽を止め、ポケットにしまう。窓の外を見る為に体を捻捩る様にして窓側に体を向けた。
高いビルの下に、蟻の様に人が動くのが見える。四角い物が敷き詰められているように見えるのは、家。そこは、都会。
目を凝らして見ると、川が見えた。そこから、川の水が少し溢れて見えるのが解った。きっと、家の玄関はぐしょぐしょになっているんだろうな。自分はごめんだな。とその光景を、次のビルの影が現れるまで見ていた。
まあ、こんな事、自分の目の前で起こることなんて無いもんな。と捩っていた体を元に戻しながら、ポケットからスマートフォンを取りだし、止めていた音楽を流し始める。
朝、起きるのが早かったので暖かなこの太陽の光に照らされるとついつい、うとうとっとしてしまう。カクンと頭が落ちる。おっと・・・とまた顔を上げる。そしてまた、頭を落とし顔を上げる。
ガタガタと電車は駅に向かって走り続ける。
『傘を、持ってくればよかったな。』
なんとなく、思った。悪い予感だろうか、霧がかかるようにモヤモヤとした感情が埋める。
目線を下げる。一度、ああすれば良かったと思うと一日中、不快な気分でいなければならない。気になって気になって仕様が無いのだ。
目の前の席に座っていた、サラリーマンが立ち上がるのが見えた。ああ、もうすぐ着くんだな。右隣りに置いてある自分のスクールバッグを手に取り肩に掛ける。そして、手に持っていたスマートフォンをポケットにしまい立ち上がる。
気付かなかったが、今日は乗車している客が少ない。
『そうだった、今日は日曜日じゃあないか。』
自分は、補修で学校に行かなければならなかったが普通なら今日は、休日というものだ。だが、サラリーマンが少ないというのも少し違和感を覚える。日曜日でも大人は仕事があると思うのだが。
駅に着くことを示すアナウンスが鳴った。扉の前に急ぐ。扉横の手すりにつかまり揺れで体が傾くのを防ぐ。
朝日が、駅の陰で隠れると同時に電車もスピードを落としていく。ずっとヘッドフォンから流れる曲はお気に入りの曲で変わりない。
シュゥ、という音を立てて電車は止まり扉が開く。これからこの電車に乗る乗客も少ない。本を持っている女性やサラリーマンなどが見て取れた。
一歩踏み出して電車から降りた。黄色のラインを越える。
電車はまた次の駅へと少ない乗客を乗せて扉を閉めた。また、シュゥ、と音を立ててゆっくりと電車は動き始める。だんだんとスピードを上げる。
太陽の光がまた、電車を照らすと、僕は駅のホームから歩き出したのだった。
世界寿命と最後の一日
大好きなスズムさんの曲を解釈して書かせていただきます。
ほんとに、下手です。スイマセン。
自分の集中力が続くまで、続きます。
そして、半分以上、いや全て捏造です。
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