たったひとつの光を手に入れた者よ
忘れもしない 少年の後ろ姿
最強無敵14のときの思い出
心の中に秘めた思いは 闇の力により明かされる
終焉など知らない 何も敵がいない様な
絶対勇者伝説が幕を開ける
一人だけの聖戦を 自らの運命(さだめ)とし
煉獄の声を聞く 玲瓏たる美声
ただ一人を中心に回る世界史が進行中
たったひとつの光を手に入れた者は
今でも勇者 忘れかけていた
幻想から幻滅の間の心の揺らぎ
手に入れたものは 漆黒の魔術か
籠絡してこの世界に入れた仲間は離れてゆく
この世界では 常に孤独との闘い
昨日の出来事は 全て俺が主人公
何のために生きるのかそんな事すら考えず
今だけを信じ 走り続ける
あの時手に入れた光は まだ輝いている
たったひとつの光を手に入れた者の
たったひとつの 伝説物語
続きのページを めくりまだ走る
手放したものは 現実の存在意義
もうあの事など 忘れてしまったか
俺中心の世界史が最後のページを記す
たったひとつの光を手に入れた者が
その光を手放す時が来る
最強無敵14の世界は もう過去の記憶
終焉を知った少年は 新たな物語を作る
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