日陰から飛び出した 纏い水のサカナ
大気にはためき揺らめくその姿は
蜃気楼に似ていてすっと目を細めた
さあ 泳げよルマネロ
満ち欠けした月に捧げろ詩
交わさない約束に 罰則を重ねて
えづきながら吐き出したのは極上の言葉
シンフォニーは響かずそっと逃げ出してた
いざ 奏でよフリエンテ
蝕まれた闇を癒せる詩
蒼い義眼の君は謳う
「空を泳ぐとも 雲に沈むとも」
海より深いブルー
「愛に溺るることは無かれ」
ああ 誓いのエネノア
終わると知っても止めないで
蒼い義眼の君に謳う
「月に潜るとも 闇を駆けるとも」
白熱灯 照らす涙
「愛に溺るることは無かれ」
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