繰り返す現実に縛りつけられながら
噛みつく刃磨いてたんだ

『今殻をぶち破れ』

創り上げてたんだ
理想の夢の国を
無敵な牙を持ったボクは
画面越しの王様

すり替えられてた
身勝手な自信だけが
一人でに駒を進めて
醜態を晒した

崩れだしたゲームに
目を背けてたの
気付けばもう囲まれて
籠城戦も無意味だった

残酷な運命に存在を隠され
痛みで誤魔化してた
こんなにも軟弱な感情がキライ
認めたい自分のこと
信じられなくなったみたい

脆すぎる城は跡形も無くて
噛み付いていた現実はもう
叶わない悪夢で
貧弱だったボクは
息を潜めて見ていた
油断してた皆様

『こちらへどうぞ』

情弱で学ばない脆すぎる王様は
返り討ちにされていた
妄想では最強を演じてた過去に
縛り付けうなされてた
身を守る術もない

…本当は弱虫で…
本当は弱虫で見え張った自分で
一人が辛かったんだ
噛み付いた刃はもうボロボロになってた
強がっていた過去はもう
終わりにして次の道へ