黄の国の王の王妃の間に子供が産まれた。

「おめでとうございます!元気な双子の王女様と王子様でございます!」


家臣たちも喜んだ…が、

「いずれ、跡継ぎ争いが起きる。」
「その時は王女に継がせたい。」

そんな邪な策略を練る家臣たちがいた。
うまくいけば王女の後ろで政権を握れるという魂胆だ。

「そうだ、まじない師に予言させるのだ。『王子を王家の一員とすれば災いが起こる』と。」

結果…

「陛下、思いとどまってください!」
「妃よ分かってくれ。この国のためならば、いたしかたないこと。せめて、王女の召使として城においてやろう…。」

かくて、教会の鐘は鳴らされた。王女だけのために…。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

召使と王女、運命の裂けた理由

「大人たちの勝手な都合」を自分なりに考えてみました。

続きも、書けたら…。

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投稿日:2008/08/11 00:08:36

文字数:297文字

カテゴリ:その他

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