A
誰からもらった? 背中のやさしさ。
喪(うしな)ったときは どうだった?
B
いつだって向いてる方が 前になるはずなのに
過ぎた日ばかりが浮かんでくるよ
それは後ろ向きだってことかな?
S
僕が持ってる 二つの瞳は
コーラ味のキャンディみたいな茶色でさ
だけど流れ出すのは透明な滴で
いつのまにか 溶けた飴玉(あめだま)
A
何処へと隠した? その壌(つち)のなかさ。
哀しみもやがて 花になる
B
落ちた涙、その潤いが 芽吹かせる硬い種
包みこむような 柔らかなもの
これが俗に言う愛ってやつかな?
S
月が廻っては 時間を進める
ソーダ水へ 沈んだみたいな気持ちでさ
いつか心地よい泡に押されて水から
顔を出すよ 僕は飴玉
S
僕が持ってる 二つの瞳は
コーラ味の キャンディみたいな茶色でさ
だけど流れ出すのは 透明な滴で
いつのまにか 溶けた飴玉(あめだま)
C
昨日さえも見えなくなって、やっと
君が大事なものを見せてくれたと気づいた
溶けた飴玉
哀しいときには二つある
・目玉溶けたんじゃないかってくらい泣けないとき
・目玉溶けるんじゃないかってくらい泣けるとき
語注
S2の水からは自ら、の意も込めています。
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