―――Aメロ―――
赤い、赤い、赤い紐　((あかい、あかい、あかいひも
赤い紐私にくれた君　((あかいひもわたしにくれたきみ
君が微笑んで髪撫でた　((きみがほほえんでかみなでた
私の髪には赤い紐　((わたしのかみにはあかいひも
揺れた、揺れた、楽しげに　((ゆれた、ゆれた、たのしげに

―――Bメロ―――
からから踊った君の笑い声　((からからおどったきみのわらいごえ
風鈴鳴った木枯らしに　((ふうりんなったこがらしに
嬉しそうだった私の笑顔　((うれしそうだったわたしのえがお
外し、忘れた秋の空　((はずし、わすれたあきのそら

―――サビ―――
君がくれた赤い紐は、　((きみがくれたあかいひもは、
今も私の髪に揺れる　((いまもわたしのかみにゆれる
目に焼きついたあの木枯らしは、　((めにやきついたあのこがらしは、
過ぎ去ろうともがくけれど　((すぎさろうともがくけれど

許さないよ、赤い紐が　((ゆるさないよ、あかいひもが


―――Aメロ―――
赤い、赤い？君の手は　((あかい、あかい？きみのては
赤い手を握ってくれた君　((あかいてをにぎってくれたきみ
高らかな笑いと粘つく手　((たからかなわらいとねばつくて
私の手にはあかい涙　((わたしのてにはあかいなみだ
乾く、呻く、苦しげに　((かわく、うめく、くるしげに

―――Bメロ―――
どろどろ滴る誰の涙？雨？　((どろどろしたたるだれのなみだ？あめ？
柊濡れる、夜の闇　((ひいらぎぬれる、よるのやみ
苦痛に歪んだ君の横顔　((くつうにゆがんだきみのよこがお
さした、冷たい冬の音　((さした、つめたいふゆのおと

―――Cメロ―――
あの戸口を叩いたのは、誰だったんだろう　((あのとぐちをたたいたのは、だれだったんだろう

"紅イ戸口ニ佇ムノハ、君ダッタンダロウ？"　(("あかいとぐちにたたずむのは、きみだったんだろう？"))

あかい手形は、僕のものだったんだろうか　((あかいてがたは、ぼくのものだったんだろうか

染まった風は、君の、亡骸？　((そまったかぜは、きみの、なきがら？

―――サビ―――
私の世界は、無彩色　((わたしのせかいは、むさいしき
あの日の夜空呑み込んだ　((あのひのよぞらのみこんだ
君の世界は、極彩色で　((きみのせかいは、ごくさいしきで
今でも私を色づける　((いまでもわたしをいろづける

褪せていった、君の色　((あせていった、きみのいろ