「イノセント・クリスマス」

作詞 黒須朔夜

[1a]見上げてごらんよ星無い空
予測された聖夜は雨でした
大通りは相合い傘だらけ
看板持ったサンタは見過ごされた

[1b]明日になったら安くなるのかなぁ？
そう思いながらウィンドウちらり
今年も終わりですね

[1s]思い出すのは酸っぱいイチゴ
不揃いに切られたホールケーキ
何故かロウソク消しをやった
白い甘い小さなクリスマス

[2a]ポケットの中数枚の小銭
認識されずガラガラ落ちてく
お札を入れたら財布が重い
それでも甘ったるいホットココアを

[2b]持てないから袖で持ったら変かなぁ？
開けるのにどうして苦労した
粉っぽいなマズい

[2s]親が言った「好きな物頼みなさい」
真に受けて喜ぶ無邪気なガキ
ファミレスだし大して無いけど
安物のプレゼント抱いて寝たんだ

[c]サンタがいるとかは思ってなかったけど
魔法くらいはあると信じてた
今もまた信じられたら…都合の良い逃避

[3s]思い出すのは塩辛いチキン
いきなり震えたポケットに驚く
冷え切った電話押し付けたら
馬鹿だ。熱い涙が出て来た

[4s]思い出すのは紙のリース
綺麗に塗れてないホールケーキ
ふわふわしてない何か背が低い
食べにいくよメリークリスマス