「ダチュラ」
A
自分勝手な私が嫌いだ
愛した相手には愛されなくて
愛してくれる人には無関心で
しあわせはそこにはなかった
次第に周りの視線は
私を避けていってた
大人になれと言うけれど
もう直すには遅すぎた
B
日に日に目線が下がってて
比例してしあわせを求めてた
また必要とされない願望と劣等感
忘れてほしい、消えたいから
認めてほしい、生きていたいから
なぜか矛盾して頭が割れてしまう
S
素直すぎた私の欲望
剥き出しすぎて散っていった
どうしようもなく惨めだけど
ホントはわかっている
私はもっと上手くやれる
「今」を消しさって「次」にして
A'
大人になっても静けさが嫌いだ
愛よりも承認の方がほしくて
偽るのは辛いと言うけれど
誰もいないよりは楽だった
B'
日に日に増えていく仮面
比例して腐っていく顔
今日も明日もまた建前の延長線
「大丈夫だよ」(そんなはずがない)
「愛してるよ」(関心すらない)
いつか熟した嘘の連ね癖
S'
両極端な本心と建前
猫を被って人を貪るの
いつかは壊れてしまう
それは誰よりも知っている
重々承知でやっている
C
はなして消えた温かさ
残る不協和音の檻
これが私の「しあわせ」だった?
これを何度繰り返したのだろう
ハリボテで身を隠して生きる
それが運命ならば……
こんな憎くて冷たい眼ですべて
壊して潰して息を止めて
S
素直すぎた私の欲望
剥き出しすぎて散っていった
どうしようもなく惨めだけど
ホントはわかっている
私はもっと上手くやれる
「今」を消しさって「次」にして
いや……
「次」なんてもうなかったな
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