(A)
まるで責めるような
冷たい雨
鉛色の空の下
濡れ鼠が一匹
(B)
ふらりふらり
足元が揺らいで
きらりきらり
雫が落ちた
(C)
どうせならこの
汚(けが)れた僕を
洗い流しておくれよ
いつかきっと
綺麗なままのあなたに
また出逢える様に
(A)
ヒカリに満ちていた
かつての世界
見上げた空はもう
色彩(いろ)を無くして
(B)
ひらりひらり
あの桜吹雪も
ゆらりゆらり
滲んで溶けて
(C)
薄暗い街
彷徨いながら
明るい景色 甦る
雨に打たれ
頬を伝う 一筋
『 僕じゃない
空のせいだろう? 』
(A)
まるで責めるような
冷たい雨
鉛色の空の下
濡れ鼠が一匹
(B)
くらりくらり
頭が痛んで
ぐらりぐらり
身体の自由が効かなくなって
きらりきらり
雫が落ちた
(C)
どうせならこの
汚(けが)れた僕を
このまま消し去ってよ
いつかきっと
綺麗なままのあなたに
また出逢える様に
次に逢う時は
もっと綺麗で 純粋な
僕である様に
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