淡く描かれる青春の裏は
未熟すぎて儚いものだった
顔見知り達がただ並んだ部屋は
窮屈に日常を急かしてばかりだ

寝ぼけ眼が睨んでいた
時計を染める夕焼け
夜に怯えて虚勢を張った
カラスの鳴き声に

ずれた心が宙へ浮かぶ
誰の目にも馴染めなかったよ
だから僕は一人ずっと
歪なまま脆くなる

逃げた吐息風に吹かれ
沈む影が熱を奪ったら
震える脚に目を遣って
喉元は鈍く痛む

声は漏らさずに

酷く狭いのに見限った世界
飾られた星はまだ遠かった
環境を恨むたびに生まれゆく
自己嫌悪とか勝手気ままな正義に

訳も分からず埋もれていた
ろくに向き合うことなく
"思春期"とだけ雑にしまった
暗く濁る気持ち

忘れる時が来るのだろうか
落ち着ける居場所がなくってさ
諦めたんだ頼ることも
重くのさばる雨雲

また悩みのタネ涙吸って
希望の光も失ったよ
顔を上げることも出来ず
優しさすら怖くなる

逃げ道を彷徨ってるうちに
本当の僕が隠れ去ったよ
だけど再び会えると
信じ続けて待つよ

そしていつか泥をもがいて
陽の目に咲くことが叶ったら
塞いだ日々を笑って
いま好きになれるのかな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

思春期

Yamabouzu (https://piapro.jp/hijikata_729) 様への応募用作品となります。
(https://piapro.jp/t/yegg)

思春期の悩みに感傷的な、というか後ろ向きすぎるものになってしまったかもしれません

閲覧数:30

投稿日:2024/07/01 20:31:26

文字数:489文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました