S
無情にも
冷たく響く風が この身を貫いて
あたし諸共 舞い上げる
『愛してる』『愛してる』
温い言葉を紡いでも
世界は何一つ 変わらない
貴方へと歌う 雪月歌
A
空の 銀色
孤独な涙 流して
無二に 荒んだ
あたしの心に染みた
単に 苦しさは
一夜の痛みに 同じ
すぐに 消えると
信じていたはずなのに
B
この静かな大地に降り積もる銀
あたしの声に呼応するように
今強く 強く 吹き込んだ
風とうねりだす
S
泡沫に
冷たく響く風が この身を貫いて
あたし諸共 舞い上げる
『会いたい』と 『寂しい』と
月に祈りを捧げても
貴方は何処にも現れない
月夜へと歌う 雪月歌
A
水の 清さを
掻き乱してしまうように
汚い あたしの
涙を溶かしてしまおう
B
この凍えては震え上がる銀
消えてしまうことを恐れるように
今淡く 淡く リンと煌る
熱を求めて
(間奏)
S
刹那にも
冷たく響く風が この身を貫いて
あたし諸共 舞い上げる
『冷たい』と『苦しい』と
雪を握りつぶしても
解けては涙に変わるだけ
孤独に歌う 雪月歌
貴方と
過ごしたあの日々は この身の核心で
心喰らい 根をおろす
『愛してる』『愛してる』
温い言葉を紡いでも
それでもあたしは独りきり
貴方へと歌う 雪月歌
今宵また歌う 雪月歌…
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