S
無情にも
冷たく響く風が この身を貫いて
あたし諸共 舞い上げる
『愛してる』『愛してる』
温い言葉を紡いでも
世界は何一つ 変わらない
貴方へと歌う 雪月歌

A
空の 銀色
孤独な涙 流して
無二に 荒んだ
あたしの心に染みた

単に 苦しさは
一夜の痛みに 同じ
すぐに 消えると
信じていたはずなのに

B
この静かな大地に降り積もる銀
あたしの声に呼応するように
今強く 強く 吹き込んだ
風とうねりだす

S
泡沫に
冷たく響く風が この身を貫いて
あたし諸共 舞い上げる
『会いたい』と 『寂しい』と
月に祈りを捧げても
貴方は何処にも現れない
月夜へと歌う 雪月歌

A
水の 清さを
掻き乱してしまうように
汚い あたしの
涙を溶かしてしまおう

B
この凍えては震え上がる銀
消えてしまうことを恐れるように
今淡く 淡く リンと煌る
熱を求めて

(間奏)

S
刹那にも
冷たく響く風が この身を貫いて
あたし諸共 舞い上げる
『冷たい』と『苦しい』と
雪を握りつぶしても
解けては涙に変わるだけ
孤独に歌う 雪月歌

貴方と
過ごしたあの日々は この身の核心で
心喰らい 根をおろす
『愛してる』『愛してる』
温い言葉を紡いでも
それでもあたしは独りきり
貴方へと歌う 雪月歌

今宵また歌う 雪月歌…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【曲募集】雪月歌

オリジナルです。

曲を随時募集しています。使用する際は、メッセージをください。
尚、歌詞の変更や調整も可能です。

閲覧数:114

投稿日:2016/11/09 12:51:26

文字数:566文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました