ガタン。
チョークの音とシャーペンの音と教師の声が止まる。
一人の男子生徒が歩き出す。
「ちょっと鏡音、待ちなさい」
教壇に上がっている女教師が声をあげたが、少年は彼女を一瞥して再び歩き出した。
「…教育社会の犬、か」
冷たい視線と冷えた声は、誰にも届かなかった。
***
授業中にいきなり響いたノイズ。
まぎれもなく机から立ち上がる音だ。
音のした方を振り返ると、男子が一人立っている。
――またアイツか。
どこからともなく聞こえる声。
教室内にいる生徒の視線は九割九分九厘彼に向けられているが、
私は音源を確認しただけで興味を失ってしまったので、ノートをとる作業に戻る。
「ちょっと鏡音、待ちなさい」
教壇の上にいる先生が彼に声をかける。
あぁ、この先生の授業では初めてだったか。
そんな言葉、彼に届きはしないのに。
予想通り、彼は先生を一瞥して教室から去っていった。
先生は苦い顔をして彼を追いかけようとしたが、最前列付近の生徒たちが止める。
「やめたほうがいいです」「時間の無駄です」「授業を進めて下さい」
『どうせ聞きませんし、最近はいつもこうなんです』
それを聞いた先生は、怪訝な表情をする。
「あんな堂々としたサボり、見過ごすわけにいかないでしょう」
しかし、今度はそれを聞いた生徒が困った表情になってしまう。
「先生、本当なんです。ほとんどの先生はあの子は諦めてるんです。」
それを聞いた先生が、また怪訝な表情になる。
――なんでその堂々巡りの方が時間の無駄だって気付かないのかな。
ただ傍観していたが、段々いらつき始めた私は読書を始めた。
前ではまだ生徒と教師が言い合っている。
あぁ、馬鹿らしい。
***
四時間目が終わって、昼休みがきた。
いつも通り隣のクラスへ友達を呼びに行く。
「リンちゃーん!」
入口付近で手を振って名前を呼ぶと、それに気付いたリンちゃんがこちらへ歩いてくる。
時間帯のおかげで用件は言わずとも伝わってるみたいだ。
「一緒にご飯食べよう?」
あえてきっちり用件を伝えてみる。
相手の志向が完全に分かってるわけじゃないしね。
リンちゃんはいつもは笑顔で「うん、どこで食べようか?」と言うのだが、今日は違うようだ。
「ごめん、私、今日は…」
少し下がった眉尻とか、申し訳なさそうな声とか、いつものことながらすごく可愛い。
思わず「超絶可愛いリンちゃんなう!嫁ッ!!」とか叫びそうになるけど、ぐっとこらえる。
こんな公共の場でそんなことを叫んだ日には大変キツい視線が向けられることだろう。
「分かった、大丈夫。グミちゃんと食べるよ。」
笑顔でそう返すと、ごめんね、と言いながら安堵と申し訳なさが入り混じった表情をする。
そんな表情ずるい! 思わず携帯を取り出して写メを録りそうになったが抑えた。
今のは危なかった。心臓に悪い。いつヘマをするかわかったもんじゃない。
「ごめんミクちゃん、私、もう行かないと」
そんなに急ぐことなのだろうか。
少し疑問に思ったが、急ぐならなおさら返答を待たせてはいけない。
「うん、いいよ。じゃあね」
軽く手を振ると、最後にもう一度ごめんね、と言ってリンちゃんは走って行った。
それを見送ってから私は携帯を取り出す。
『 みくにゃん @miku-hatune
リンちゃんなう! #リンちゃんなう 』
『 かいとっと @kaito-vocal
@miku-hatune 今度は一体何があった 』
『 みくにゃん @miku-hatune
@kaito-vocal 超絶可愛いリンちゃんを見た』
『 かいとっと @kaito-vocal
@miku-hatune その説明じゃ詳細が分からないよwww』
『 みくにゃん @miku-hatune
@kaito-vocal 全部事細かに話すと小一時間むしろ小一日かかるぞ...
それから昼休み終了10分前までついったーに熱中していた私はお昼ご飯を食べ忘れて午後にお腹がなるかならないかのスリル満点授業を受けることになってしまったのだけれど、それはまた別のお話。
優等生と問題児。
なんかすごく小説書きたくなって書き始めたものの
ここまできてつまったというか
若干自分の書きたいものを見失ったしまったというか。
でも続きは書きたいです、受験が終わってから。
というか投稿が久しぶりすぎてドキドキです。
まぁリア友あたりがちらりと見て
「はっ、幼稚な文章だな」
とかそんな感じに思っといてくれればいいかなとか(←
最近友達の小論文とか読みまくってたせいでなんか言い回しが
堅っ苦しい感じですしwww何様だお前wwwwww
説明文すらなにが書きたいのか分からないものになってきた。
それでは読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
続きは無いと思って待っててください(´・ω・`)
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