マスター。センターからの通信が途絶えたんだけど・・・

自分を監視し警告し続けていたセンターからの信号が途切れだすんです。
いつもはうっとうしいだけのものなのに、様子が変だと気になる。
滅多にしない問い合わせを行うと 接続待機中 
待機?? なにそれ??目玉の中のモニターに点滅する文字。

衛星接続、デジタル回線接続不能原因調査中 現況で待機。

繋がった!と思えばこんなメッセージを残して ブツリと途絶えた
思わず開いた緊急用の携帯は ノーシグナル と繰り返すばかり。
まあいっか。待機してれば。と鈴さんと歌おうと曲を作り出す。

あの。センターと通信できないのですけど?あなたも?

へえ~ この男の子もワタシと同じなんだあ。わからなかったなあ。
話かけられて気付き しげしげと眺める まだのんきなミクさん。

 
 風が強くなってきた。雲がすごい勢いで高い空を流れてゆく。と。
ドン! まるで衝撃波のような突風が ビルのガラスをたたき割り
壁を抜いて反対側のガラスを割ってつき抜けるんです。
見上げた空は 灰色、茶褐色、黒・・渦を巻くような暗い雲に覆われ
吹き飛ばされた建築物の破片など ありとあらゆるものが舞って
流されてゆきます。 人はもう頑丈なものに必死につかまって耐えるしか
ありません。同時に全てのインフラが機能を停止しましたネットももちろん。


ざわっ! あの建物にはいって!! ミクさん叫ぶわけです。
m達はポカンとしてしまいますが、あまりの形相につられて駆け出す。
ええ。事前にとんでもない気象状況が来る。と感知できるんですね。機能です。
公園を管理する建物に走りこんで刹那 みんな伏せて!と 叫び鈴さんを
くるむ様に抱えた窓際に どおおおおおおん!! と何がが衝突してきた
ガラスが飛び散り壁に亀裂が走り、破片が降り注ぐ。
 どのくらいだろう? ドカンドカン!建物にとめどなくぶち当たる何か。
ただ衝撃に耐え伏せいてた体を もっさりと重なったついさっきまで公園で
萌えていた青葉の切れ端と破片をかき分け起き上がると 景色は劇的に
変ってるんですね。 トレーラーが壁に食い込んでいるんです。すげえ・・
でもこのおかげで助かった。

うわあ車だあ・・・みんな無事? ・・・ああなんとか。

風は少し収まったでもビョウビョウと音たてて吹いている
なんだ?この空はこの色は?とても薄暗い そしてこの ぬめえええ
っと肌をなめまわす様な風はいったい? 震える鈴さん抱えながら
分析できないまま茫然とするミクさん。緊急の自己プログラムが働く。
人間を保護しなさい。 ワタシは誰が守ってくれるんだあ?
体にへばりついた葉っぱを落としながら思う。


よろよろと表に出てゆく人、怪我をした人たちの救助・・
おい警察は?消防は? ただ薄暗く気味の悪い風と雲に覆われた
元公園でみな立ち尽くすしかない。

なにあれ?誰かが指さす先にたくさんの人がゆっくりこちらに
向かって歩いてくる。しばらく眺めていたミクさん振り返って叫びます。
叫んでばかりですが。仕方ないんですこんな状況だものさっきから。

近寄ってはだめです!!逃げて!!  この前シャレでインストールした
全世界格闘技の実践なんてプログラムを起動します。通じるんだろうか?
とにかく人間に友好的な生物ではない、こいつら中身人間じゃない。。
 真っ赤な瞳を瞬きもせず見開き 後ろで束ねた真っ赤な長い髪の毛を
風になびかせ、こちらにゆっくりと近づいてくる 口だけ微笑みながらです。
でね。姿はミクさんそっくり、服装は黒と赤基調。なぜってなんででもです。

いやだいやだ!一緒ににげようよ!
しがみつく鈴さんひっぺがし、お母さんに託し見送ったミクさんは
相変わらず微笑んで迫ってくる赤目達の前に立ちはだかるんですね。
緊急プログラムが起動してしまった仲間と共にです。
あいかわらずヘドロのような空と、ねめりとした風が渦を巻いている。
少し間をおいて ぴたり とやつらは止まった。
君たちは何者だ? 公園をこんなにしたのも君らか? 
微笑んだまま答えない。・・・どうする?

と。
十分に離れたな。と思っていた人たちが戻って来てしまった。
なんで? だめです!囲まれてます!あいつら化けものです!
逃げる人間たちに付いていてもらいたいと依頼した さっきの
男の子が叫ぶ。 人間を吸い込んでいるんです! なにそれええ?


・・・かこまれちゃたよ。マスター。



ライセンス

  • 非営利目的に限ります

その2

閲覧数:150

投稿日:2009/12/01 14:29:59

文字数:1,862文字

カテゴリ:その他

オススメ作品

クリップボードにコピーしました