P(プロローグ)
ー笑みを浮かべる目の前の自分がいた。
そいつの笑いは
・・・無惨なものだった。
不自然な動きに笑っていないつぶらな瞳。
ーそして微笑は妖笑へとかわっていく・・・。
A
涙のあとが白く光る
右手をそっと頬に寄せる
前髪の奥で揺れる瞳が
そっと哀しく地面を向いた
B
平凡な人生
失った希望
儚すぎる夢
眩しすぎる他人
S
自分のいるべきところがわからなくて
それが自分のすべてを奪って
笑い方も幸せになる方法もすべて
過去に堕ちていくー・・・
A
もうどうにもならないなんて
そうは思ってないんだけど
暗黒に隠された橋を
渡るだけの気力が無くて
B
消え去った魂
壊れ裂けた幸せ
もろすぎる精神
おぞましい他人
S
哀しいことなんて思いつかなくて
ただただ下を向くのが楽で
上を向こうとも幸せになろうともなりたいのにただ眺めているだけで
妄想が始まって行くー・・・
E(エピローグ)
ー・・・哀しみに身を浸す少女は
いつからか、自分を見失っていました。
そしてまた、哀しむのでした。
『上手く笑えない。』
心から笑える時を
ーただただ待つのみな日常を今日も送る・・・。
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