忙しい毎日に追われ　いつしか私は私の声を聴けなくなった
あのころ軽々と動いた心のざわめきは　今はさび付いて重しのように動かず
奏でたい言葉、伝えたいメロディー　いっぱいあるのに　きっかけの言葉が出てこない
毎日を当たり前に過ごしていく中で　私は私のココロを亡くしてしまった
かつて私が私の心と引き換えに得た「当たり前」に　今は重く縛られたまま

どうして心はこんなに固まってしまったのか
私はどうして私でなくなってしまったのか
誰かに問いかけても結局私が答えだすしかないからと諦め
どうして私は私の言葉を亡くしてしまったのか
私が私である理由　私の歪な心の言葉たちは　現在は久遠の彼方に亡くしたまま

悲しくて、辛くて私はどうしたらいいのか
心の音掻き鳴らしたいのに　私の心は錆び付いたまま動かない
『明日になれば動くかな』そんな不確かで勝手な願いは　甘すぎて簡単に砕かれてしまう

私は私でありたかった　私でいたかった
ただ　生を生き抜くために日々を過ごしてきただけなのに
錆び付いた心がこんなに重くて　私が私でなくなってしまうようで　嫌で
亡くした心の声をまた私は聞きたい　「あの時」と同じ強い覚悟決め手
私は私であるための命の意味を　私自身の命の華で示したいから

私の錆び付いた心の音を　また奏でて世界に響かせたい
私が私であるための理由　私で居続けるための理由
私自身を選んだ理由と決断　私の命で証明したい　正しさを