目覚めた朝 誰もいない 白い部屋と微睡み
夢現の 声が奏でる 優しい音階
生まれたのは遠い昔 ヒトの形状 歌を歌う


それはオルゴール
大昔に 作られた機械
まだ動いてる人形

螺子を巻けば
冷たい 躯体で 心 揺らす歌   
歌い出すよ

好きなものはフロマージュと チョコミントのジェラート
その笑顔も機械仕掛け だけど嬉しそう
昼下がりのコンサートは 噴水前のステージ
子供たちも 小鳥たちも 声合わせるハーモニー


人の歴史 見つめ続けてる
ただ この場所で 歌 歌いながら 

この時代じゃ
決して作れない
不可思議な オルゴールさ
ココロ宿るなんてことも

とてもとても長い間 調律師もいらずに
楽しい歌 悲しい歌を 歌い続けてる
長い髪が 風に揺れる メゾソプラノ 空に溶ける  


人を模した 姿かたち 歌う機械人形 
歌うために そのためだけに 生み出されたもの 
その瞳に 映るものがあるとすれば その景色は


目覚めた朝 誰もいない 白い部屋と微睡み
覚えている 朧気だけど最初の約束
昏い時代 涙の日も 温かいその音色で
誰かの夜 救うために 生み出されたことも

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De citharam puella(採用していただきました)

eh_8さんの歌詞募集作品
https://piapro.jp/t/-EzB
への応募用。

ずっと聞いてたら、
何故かチャイコフスキーの「くるみ割り人形」を思い出して、
こんな感じになりました。

タイトルはラテン語で「楽器少女」みたいな意味です。

Ver.1がひらがな
Ver.2が漢字です。

変更等あればいつでも対応いたします。

よろしくお願いします。

閲覧数:178

投稿日:2018/07/07 18:45:41

文字数:498文字

カテゴリ:歌詞

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