秘蜜~黒の誓い~



最終章    「禁断の果実  終止符を打つ瞬間(とき)」






 ロンは、僕を見つめると、小さくつぶやいた。

「その娘の命がもどったとき、それがお前の最後だ」

「・・・・わかってる。もう、何も・・・・・・言わないでくれ」

そして僕は彼女に向き直り、その冷たい唇に、自分の唇を軽く重ねた。

「・・・もう・・・・・十分だよ・・・・・・ミク、会えてよかった」



 ロンの唱える呪文が終わった。そして、その時。

「・・・・・・・・・う・・・・」

かすかに、ミクの口から声がもれた。冷たい身体に、だんだんとぬくもりが

戻ってくる。








 ・・・・・・・ああ、これが、最後か。






 うっすらと、彼女は 目を開けた。

 "私"に戻った僕のこの顔を見て、驚くだろうか。いや、驚くわけないか。

だって彼女の・・・・・・・・・私(リン)と過ごした記憶は、すべて消してもらったんだから。



 でも、彼女の瞳には、はっきりと戸惑いの色が浮かんでいた。


 「・・・・・・え・・・? あなた・・・・は・・」




 もう言わなくていいよ。言いたいことは全部わかってるから・・・。

でも最後に、私からは言っておきたいんだ。











 「・・・・・・・・・・・ごめんね・・・・・・ミク」









 その言葉と同時に、堕天使の姿は少女の前から消えた。




 あとに残ったのは、たった一枚の、黒い羽だった・・・・・・・・・・・・・





                


                             End・・・




















































































ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

秘蜜~黒の誓い~  最終章

秘蜜~黒の誓い~・・・
おわりました!!

読んでくれた方、どうもありがとうございました<(_ _)>

また何か投稿したいです・・・



その時はどうぞよろしくお願いいたします~!!!

もっと見る

閲覧数:285

投稿日:2012/01/09 15:22:10

文字数:799文字

カテゴリ:小説

オススメ作品

クリップボードにコピーしました