柔らかな光に包まれて
萌香に色付く 小さな花
朝靄の中枝を伸ばして
春の訪れを 身に受ける

今年もまたこの季節が来たね
嬉しそうに呟いた
私を見上げるあたたかい
陽だまりのような人


同じ時間に立っているのに
あなたの期限は短くて
私はまた一人になるの

だから今だけ ここで見守らせて
終わりを告げるその時まで


季節は移って枯れ葉舞う
紅く色付く 隣の紅葉(もみじ)
北風を受け枝を縮めて
冬の訪れを 身に受ける

小春日和の穏やかな日だね
優しい声に反応する
私を見上げてその人は
ふんわりと笑みを零す


同じ場所に立っているのに
あなたの心は掴めない
私はまだ一人のままで

だけど今だけ ここで見守らせて
あなたが見えなくなる日まで


廻り廻る 時の中で
あなただけが散って行く
わかっていた 筈なのに
寂しさだけが残っていく


同じ時間に立っているのに
あなたの期限は短くて
私はまた一人になるの

だから今だけ ここで見守らせて
終わりを告げるその時まで


後少しだけ ここで見守るから
それまでずっと側にいて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

百年桜

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その二。

和風ではありません。

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投稿日:2015/04/10 16:10:12

文字数:469文字

カテゴリ:歌詞

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