　また、あの夏の匂いがした。
　長い飛行機雲をなぞりながら
　自転車で道を駆け抜ける。
　蒼い鳥が飛んでいった。

　――あの夏の日はまだ
　我侭な貴方が待っていた。
　長い雲へ続く道を探して
　坂の天辺に立った。

　空に飛び立つ夢見て、
　夏の気流（かぜ）まとって、
　あの鳥に届けと手を伸ばした。
　倒れ、転び、空を仰ぎ、
　『この夏』の日差しの下、笑った。

【Aメロ】
またーあのなーつーのにーおいがーしたー
ながーいひこーきーぐもをーなぞりーなーがらー
じてーんしゃでみーちーをかーけぬーけーるー
あーおいー　とりがとーんでっいったー

【Bメロ】
あのーなつーのひはーまだー
わがままーなあーなたーがまーていた
ながーいくーもへつーづくーみちをさーがして
さーかーのてっぺんにたった

【サビ】
そらにとーびたーつーゆーめーみーてー
なつーのかーぜーまーとーおーてー
あのーとりーにとーどけっと、てーをのーばしたー
たーおーれーころびーそーらーをーあおっぎー
こーのーなーつのーひざしのーしたわらったー