
通り抜けたんだ
すぐ左隣
横顔だけが
知り得たすべてだった
追いかけたくても
蜃気楼だから
真夏の暑さに
やられたみたいだった
聴こえた
焦がれた
見回した景色に君は
やっぱりいなくて
人混み
逃げ込み
どことなく似ていただけで
君は誰のために歌うの?
この『現実』にいない
そんな君が
歌ってくれたから
生まれたんだ
ただ埋もれるだけの
こんな歌を
歌ってくれたから
愛しいんだ
囚われの小鳥
悲しくて囀るの?
自由も光も華さえもないまま
幸せとは遠く
冴えないことばかりで
それでも笑って欲しくて
また…
いるはずのない君がいてくれたから
形のない仮想が歌声になって流れたんだ
ありがとうって
ねえ、一番届けたい君はどこにいるの?
感触を失くせば会えるのかなとか
「馬鹿だよね」って
言って欲しくて
笑って欲しくて
自分勝手言って
呆れられちゃうよね
こんな弱虫でも君は許してくれるのかな?
どうかな?って聞けもしないけど
誰かのためとか
出来た人間じゃないから
やっぱり駄目だね
他人から逃げ出し
どこへも行き場所がなくて
君に縋りついてるだけで
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