桜の木の下で
薬を吐いた夜
歪んだ満月それだけが
僕らと生きていた

聳えるビル群が
見下すなれの果て
拾ったタバコの味がする
偉大な東京

気づけば下らない将来も
下らない幸せも
何もいらない
何も知らない

始発のバスに乗り
格安店にいる
イカれたあの子に会いにいく
愛しき毎日

ここはアンダーグラウンド
火花のように
欲望とエゴが交差する地点
ここはアンダーグラウンド
凍えるほどの
終わらない性と幻滅のエデン
言いかえればクズの巣窟
地上の楽園

いつでもこの街は
全てが満ち足りて
砕けた未来と引き換えに
何を見せるのか?

もう記憶もとうに無い
幼き頃の夢
優しい彼女に手を引かれ
歩いたあの道

貴方の下らない後悔も
下らない悲しみも
誰も知らない
誰もいらない

ここはアンダーグラウンド
燃えているのさ
ロマンスも反吐も眠らないまま
ここはアンダーグラウンド
どこへ行くのか?
過ぎ去りし日々は帰らないから
振り返れば僕は醜悪
世界の終点

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

アンダーグラウンド

閲覧数:181

投稿日:2015/10/17 19:18:23

文字数:429文字

カテゴリ:歌詞

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