私と言う存在は
どこで認識すればいいのかな

ふとそんなことを思えば
自分がとても希薄に感じて

明日、自分が居なくても
何も問題なく世界は回って

誰かが新しい
命に歓喜してる姿を見て

自分が抜けたマスに
あっさりと代役が立つこと知る

だから多くの言葉で
自分を飾って彩りたい

自分のマスに必死に
シミを塗りたくって重ねて

ちゃんと居たんだよ
私のマスに新しく芽吹くキミへ

お願い、言葉の欠片でいいの

私をそっと、ね
拾い上げて耳を澄ませて

「あなたが生きる道に
どうか溢れんばかりの
笑顔がありますように」

そんな言葉ぐらいしか
キミには残せなかったけれど

それでも
──私は弱虫で退場したけど、
想いはちゃんとあったんだよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

自分からあなたへ

結局は、残せるのは言葉とかしかなくて
自分が消える時は
せめて綺麗なモノでありたい。
新しい命へ
生まれたことに意味があるんだよ

だから、人生に迷子になっても、
誰かが残した言葉にそっと耳を澄ませて

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投稿日:2011/05/20 17:58:16

文字数:324文字

カテゴリ:その他

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