初めての恋が終わる時 (自己解釈)


初めて本気でした恋。
でもその恋は今日で終わってしまう。

冷たい冬の風が頬をかすめる。
吐いた息で両手をこすった。
街は魔法をかけたみたいにキラキラしてた。

「ユウト!」
「ミク?・・・来てくれたんだ!」

泣かないって決めてるの。最後くらい笑って別れたかったから。

「だって最後だし・・・・」

自分で言って泣きそうになる。
泣いてるわけじゃないのに頬が冷たい。

「・・・・初雪っ」

駅のほうへと目をやると寄り添う、楽しそうなカップル。
キミとあんな風になりたくて、初めて作った手編みのマフラー。
どうしたら、渡せたんだろう私はやっぱり意気地なしで。

「もうすぐ列車が来るね。」

いつかこんな時が来ること、わかってた。
―――――――――なのに・・・
身体が震えてる。
繋がりたい。いつだって願ってた。
だけどこの手はそう思うたびに空っぽ。
ねぇ、サヨナラってこういうこと―?

「行かなくちゃ。」

そんなのわかってる。
君が優しいことも知ってる。

「ミク!!」
「・・・・・手、離して?」

出会えて、良かった。
――――――――――――キミが、好き!

「ありがとう、サヨナラ。」

一言が言えない。
今だけでいい、私に勇気を。
どうしても、伝えたいの!!!

「あのね―――」

言いかけた唇。キミとの距離は0。
・・・・・・・・今だけは泣いていいよね??

もう言葉は要らない。
お願い、ぎゅっとしていて


来年の今頃には
どんな私が居て、どんなキミが居るのかな・・・・。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

初めての恋が終わる時 (自己解釈)

男の子の名前はユウトです♪
歌詞の通りホントそのまま書いちゃった(汗
でも、一応ちゃんと頑張りました★
ミクちゃんがなんかかぁいいですっ☆

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投稿日:2009/10/17 17:36:59

文字数:671文字

カテゴリ:小説

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