恋(こい)の汀(みぎわ)に 爪先(つめさき)を濡(ぬ)らし
染(し)みていくのは貴方(あなた)の色(いろ)
長(なが)い指(ゆび)に解(ほつ)れて落(お)ちる 藍染(あいぞめ)の帯(おび)
二人(ふたり) 維(つな)ぐ 糸(いと)を絡(から)め
想い(おもい) 環(めぐ)る 意図(いと)は運命(さだめ)
何(なに)も生(う)まれぬその恋(こい)を 世人(よひと)は何(なん)と呼(よ)ぶでしょう
誰(た)そ彼(かれ)よりも闇(やみ)寄(よ)りの 人(ひと)ですらない恋(こい)なれど
もしか 何(なに)かが生(う)まれたならば 矢張(やは)り人(ひと)ではないのでしょう
本性(ほんじょう)を知(し)りて
尚増(なおま)す想(おも)いは
互(たが)いを殺(ころ)す
刃(やいば)と化(か)す
誰(だれ)も祝(いわ)うことのない
――嗚呼(ああ)でもそれが何(なん)だと云(い)うの
恋(こい)の涯(みぎわ)に 片頬(かたほほ)を濡(ぬ)らし
死(し)んで逝くのは貴方(あなた)の代(しろ)
永(なが)い夜(よる)に毀(こぼ)れて堕(お)ちる 愛染(あいぜん)の夢(ゆめ)
一人(ひとり) 詠(うた)う 恋(こい)は懇(あから)し
天(そら)に 号(さけ)ぶ 聲(こえ)さえ嗄(か)らし
我(わ)が身(み)を呼(よ)ばう聲(こえ)もなく 最早(もはや)引(ひ)いても応(いら)えなく
苧環(おだまき)絶(た)えて終夜(よもすがら) 狂(くる)い切(き)れずに高笑(たかわら)う
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人なら死(し)ねば
地獄(じごく)へ堕(お)ちる
人でない身(み)は
何処(いづこ)へ逝(ゆ)くのか
まして鬼(おに)にも生(な)れぬもの
――嗚呼(ああ)でもそれが何(なん)だと云(い)うの
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