「カイト」
ある日、私は家に帰ってきて、リビングでアイスを食べているカイトに言った。
「長い間、放置しててごめんねー。・・・もう、一緒だからさ」
「・・・ほんとですか?」
私が頷くと、カイトは嬉しそうに、
「じゃあ、マスターは僕のものですね!」
って、言った。それから、
「・・・・・・あの人とは、どうせ別れたんですよね?」
「どうせ別れたって・・・。・・・そもそも付き合ってもいないよー」
「え? それじゃあ、進展は? したって言ってましたよね?」
「言ったよ」
「ということは・・・友達どまりですか」
「友達くらいになら、なってもいいよって、確かそんな風に言われた」
「何ですか、その上から目線。・・・ちなみに、どんな言葉で言ったんですか?」
「友達になってくれませんか・・・っていう感じの言葉」
「それで、さっきの返事ですか・・・。もし、僕がそうやって言われたら、少し照れながらも、いいよって頷きますね」
「あー・・・、カイトがこっちの世界にいたらよかったのになー。そしたら、いつも一緒で、いいのになー」
「僕もそう思いますよ」
「でさ・・・普通、友情から恋愛だよね?」
「そうですね」
「でも、ほんとは恋愛から友情なんだよ・・・。それを知るのに代償は意外と高かったなぁ・・・」
「それって、どういうことですか?」
「・・・こっちの話」
「そうですか」
「ま、でも、結構立ち直ったような気がしないでもないからさ、相変わらず、可愛いって思っているよ」
「そうですか」
「カイト、お願いがあるんだけど・・・」
「何ですか?」
「・・・あの人のことさ、当分は話題に出さないでほしいんだ」
「分かりました。その代わり・・・」
「・・・?」
「僕のこととかを話題にして、いいんですよね?」
「いいよ」
「やったー! もう、マスターのこと、大好きですよ!!」
「マスカイ・・・カイマス、復活だねー」
「そうですねー、イチャつけますからねーw」
「・・・あはは」
今のは聞かなかったことにしようって、思った。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【マスカイ】 ずっと一緒だよ。 【復活!】

こんばんは、もごもご犬ですこんにちは!
今日最後の作品は、マスカイでした!
マスカイは、ちょっと前から個人的な理由で書きませんでしたが、今回から復活ということで、少しずつ書いていこうかなとは思います!

いつか言った、ちょっとしたクリスマスプレゼント用の作品のことですが、下書きは終わりました!←
あとは、クリスマスまでに打って、当日に投稿できたら投稿したいとは思いますが、当日にできなかったら、その前の投稿となります!

次回は、まだ未定ですが、お楽しみに!^^

閲覧数:121

投稿日:2010/12/12 20:03:26

文字数:851文字

カテゴリ:小説

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