そうだ
血と血が交差する争いなんて
ゲームの中だけ　笑える
中2病さえも否定し僕は
心のナイフを突き刺した

夜明け前の部屋
液晶画面の光を頼りに
誰にも見つからないよう　密かに
動かす右手に罪はあるのかな？

何もかも全部
「壊れてしまえ！」、と
叫ぶ声すら2次元に格下げ
触れない熱に手を伸ばしてみる
いえ、働く気などは無いのです

信じ続ければそれが現実

そうね
他と他の連鎖を辿っていけば
所詮紛い物　薄っぺらなの
思春期さえも呑みこみアタシは
心のマグナムぶっ放す

夕暮れ時の街頭
ネオンに群がる羽虫を一匹
甘い言葉で誘ったなら　ほら
今日の寝床が財布ごと釣れる！

何もかも全部
「滅んでしまえ！」、と
嘯く声さえ越えられない壁
伸びてくる手には何も無いのです
ええ、追加料金はそちら持ち

騙し続ければそれも現実

だから、

何もかも全部
「嘘じゃないんだ！」、と
ナイフ振りかざし銃を撃ち続け
双殺効果に歪んだ口元

ねえ、キミの名前（こと）も知らないのに。