お前にワインは早かろう
銀紙包みのチョコレート
つまんだすずめを抱きしめて
メリーは段差を飛び越した

「右まつげが痛いよう」
「君はキスを貰ったのさ」
そうして言葉を教えてくれた
貴方は夕日の中にいる

革の手帳に挟み込む
知らない名前の三輪車
はす向かいから降りかかる
銀の尾羽に触れている


オトナの味だと言われても
苦くて寂しい子供舌
すずめがにゃあにゃあ泣いている
メリーは段差に忘れ物

「右まぶたが痒いよう」
「君が贈った見返りさ」
妖精色の人差し指から
覆われ隠され日の中に

革の手帳に挟み込こむ
知らない名前の三輪車
はす向かいから降りかかる
銀の尾羽に触れている

革の手帳に挟み込む
知らない名前の三輪車
はす向かいに頬寄せて
銀の尾羽に触れている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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銀錆

日を織り込んで、鈍い銀。贈り物は永遠であるほど、鈍くにぶく光るというお話。

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投稿日:2022/10/14 01:30:41

文字数:337文字

カテゴリ:歌詞

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