月の芽 大地に咲き
大樹の枝 天を覆った
流れ星の 落ちぬように

砂の風 葉を吹き散らし
天の河が 荒野にしたたる
何億分の一かの奇跡
たとえ塵と燃え尽きても

月の裏側 愛に飢えて
心の居場所をなくしていた

箱庭の宇宙(そら)
太陽風に背をさらして
ほうき星を捕まえるの
この手が光に焼けても
ああ 地球の影が見えない

怒りが 冷たいこの身を
焼けた土の白さで引き裂く
遠い昔に一つだった頃の
記憶が闇の底から溢れた

太陽の周りをくるりくるりと
さ迷い涙を共に流した

箱庭の宇宙
小さなジオラマに一つ
浮かぶ月影 光らない
大地に触れてしまったの
ああ ほうき星に別れを告げよう

水底からふわり浮いて
枯れた枝葉また芽吹く
木々のさえずりが鳴って
私を呼ぶ

箱庭の宇宙
太陽風に背をさらして
ほうき星を見送った
あなたと二人で

重力のくさび引き抜いて
銀河の果てに飛び出す

箱庭の宇宙
どこまでも どこへだって行けるの
ああ 青い海が見えるわ

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箱庭の宇宙

アルバム「Asteroid Girl」収録。

http://music.geocities.jp/erum_corico/astrg/

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投稿日:2013/08/20 22:38:29

文字数:431文字

カテゴリ:歌詞

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