言いたいことがたくさんあった
きいてほしいな　耳を傾けて
言いたいことがたくさんあった
いつの間にか　ねえ　言えなくなった

あたしどこかで　期待していた
あなたがまだ　いてくれていると
ノックしたドアの　向こう側で
あなたがまた　笑っていると

残骸だけが待っている　その部屋を見渡して
悲しい　悲しい　お話飲み込んだ
あなたが残した椅子の　温もりに触れたなら
悲しい　悲しい　お話書き回した
信じている　明日あなたがここにいること

ききたいことがたくさんあって
答えてほしいな　その眼で
ききたいことがたくさんあった
いつの間にか　ねえ　きけなくなった

あたしどこかで　希薄な期待
あなたがまた　ここにいるんだと
ノックしたドアの　向こう側で
あなたは　朝食をとっている

耳鳴だけを繰り返す　その部屋を見渡して
楽しい　楽しい　日々を思い出す
あなたが残したスープを　飲み干して
楽しい　楽しい　日々　塗りつぶした
信じていた　あの日のことも
きっといつか　亡くなるだろうか
なんてさ

あたしどこかで　まだ少し

沈黙だけが舞っている　その部屋を見渡して
悲しい　悲しい　お話繰り返す
あなたが残したスープを　噛み締めて
楽しい　楽しい　日々も
愛しい　愛しい　あの人のこと
全部　全部　塗りつぶした

信じている　明日あなたがここにいること
分かっている　明日あの人　ここにいないこと