水銀色 雲が広がっていく
空はまだ 青み残る

低い空 煙突 吐きだせば
空はあぁ 霞んでいく

重圧の 狭い空気吸って

鉛玉が 産み落とされる
見下ろされて、投下されて
僕のもとへ
重みで沈んで
降ってくる


言ったこと ちゃんと覚えてる?
それはまた 殻回る

鈍いから 痛み分けでもいい
君はまだ 痛み知らず

低速の ゆるい空気吸って

鉛玉が 弾きだされる
見下ろしてるのに、打ち砕かれて
僕のもとへ 
軽くて飛んで
突き刺さる


僕は ただ 緩やかな落下線
君の ただ 軽やかな放物線


疎いから 諭すこともできない
それはまだ 苦味もなく

水溜まり 跨がず踏んだのは
僕もまだ 子供だから

水鏡の 底に映ったのは

覗きこんで 気づいてしまった
見上げてたから、見落としていた
君のもとへ
深みで沈んで
上っていく
昇っていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

非加水分解

タイトルは科学用語です、イメージです。
曇り空と曇り心

閲覧数:153

投稿日:2009/08/25 22:37:49

文字数:376文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました