『負過勝』

寝転んだグラウンド
手に付いた土の匂い
思い出されるあの夏の日の記憶
画面の向こうに憧れた夢の舞台
見上げた空より遠く感じていたけど

焼けた肌に刻まれた期待と不安
混じり合うかすれたメロディ
今胸が震えてる
その込められた祈りをすべて吐き出して
遥か彼方へと響く
希望のファンファーレ

渇いた体が求めている
明日へと踏み出すエナジー
見えなくなるまでがむしゃらに
追い続けていた
汚れた心も洗い流した
君の声がまだ聞こえるから
もう少しだけ・・・あと少しだけ・・・
がんばれる気が・・・したんだ・・・

俯いた後ろ姿
零れ落ちる涙の雫
映し出されたあの夏の日の光景
歓喜に隠された数多の熱いドラマ
ぐしゃぐしゃの顔さえ眩しく輝いてる

溢れる汗が染み込んだ自信と重圧
重なりふれ合うハーモニー
一瞬時が止まる
その込められた願いをすべて解き放ち
天を切り裂いて届け
勝利のファンファーレ

渇いた体が求めている
明日へと踏み出すエナジー
見えなくなるまでがむしゃらに
追い続けていた
汚れた心も洗い流した
君の声がまだ聞こえるから
もう少しだけ・・・あと少しだけ・・・
がんばれる気が・・・したんだ・・・

燦々と照りつける真夏の太陽　
沸き上がる想いに高まるボルテージ
誰もが傷だらけのヒーローだとしても
独りじゃないから
何度でも立ち上がれるんだ

渇いた体が求めている
明日へと踏み出すエナジー
見えなくなるまでがむしゃらに
追い続けていた
汚れた心も洗い流した
君の声がまだ聞こえるから
もう少しだけ・・・あと少しだけ・・・
がんばれる気が・・・したんだ・・・